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「あんたのために犠牲にした」と口にした母→結婚式のスピーチで気づいた「息子からの贈り物」

コラム

披露宴で聞いたスピーチ

結婚式当日、息子がマイクの前に立ちました。「母さんは誰より強い人です。全部一人で背負って、俺をここまで育ててくれました」。胸の奥がじんと熱くなりました。続いた言葉は、「だから俺は、母さんにもう一人で背負ってほしくない。これからは隣にいる人と一緒に、母さんのことも支えていきます」。拍手が広がる中、私は涙で顔を上げられませんでした。犠牲という言葉で息子を縛ってきた私を、彼はずっと、こんなまなざしで見ていてくれたのです。

そして...

帰宅すると、メッセージが届いていました。「今日は来てくれてありがとう。これからは、母さんの時間も大切にしてね」。その文面を、何度も読み返しました。25年前に手放した読書の時間。明日は本屋に寄ってみようかな、と思えた自分に、少しだけ驚いています。息子が代わりに背負ってくれた荷物を、今度は私が、自分のために下ろしてみる番なのかもしれません。

(50代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。 (ハウコレ編集部)

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