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「スクショ撮らないで」と言う彼に「何か困ることある?」と聞いたら、3秒の沈黙のあと返ってきた一言

コラム

週末の夜、ソファでくつろいでいたときに彼がふと口にした一言が、思いがけず胸の奥に小さなとげを残しました。

誤字が可愛くて、何気なく

その夜、彼から届いたメッセージには、「ありがとう」が「ありがとお」になっている誤字がありました。普段はきっちりした文章を打つ人だから、その軽い間違いがおかしくて、思わず吹き出してしまったのです。後で見返したくて、何気なくスクショを撮りました。

シャッター音が鳴った瞬間、隣にいた彼の表情がこわばりました。「ちょっと、スクショ撮らないで」。さっきまでの柔らかい声とは、明らかに違うトーンでした。私はとっさに、「誤字が可愛かったから送ろうと思って」と説明しました。

3秒の沈黙

それでも彼の表情はゆるみませんでした。なるべく軽い口調を心がけて、もう一度聞いてみました。「え、何か困ることある?」。彼はすぐには答えませんでした。視線がふっと斜めに落ちて、口元が動きかけては止まる。その間が、3秒は続いたように感じました。

ようやく返ってきたのは、「いや、なんとなく」というぼやけた一言です。「なんとなくって何?」と少しだけ踏み込んでみても、「なんでもない、ごめん」と話を終わらせる気配。胃の奥が、きゅっと縮こまる感覚がありました。

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