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再婚家庭を遠ざけた私を黙らせたのは、息子のたった一つの質問だった

コラム

再婚した家庭の子とは遊ばせたくない。そう思った理由を、誰にも話したことがありませんでした。けれど息子の問いかけが、ずっと閉じていた記憶のふたをこじ開けたのです。

私が「再婚」を遠ざけた理由

私が小学3年生のとき、母が再婚しました。新しい父はよくしてくれましたが、学校ではそうはいきませんでした。「お前んち、お父さん変わったんだって?」。そう言われて、遊びの輪から外された日のことを、今でもはっきり覚えています。 

母には言えませんでした。再婚を喜んでいる母の顔を見ると、学校でつらいことがあったとは口にできなかったのです。あの頃の胸のざわつきが、大人になった今も消えていません。だから息子には同じ思いをさせたくなかった。再婚した家庭と距離を置けば、息子を守れると信じていました。

参観日の帰り道

参観日の帰り道、あのママ友に声をかけられました。「最近うちの子と遊ばなくなったみたいで」。隠し通せるとは思っていませんでした。まっすぐ前を向いたまま、「ごめんね」と前置きし、伝えました。「再婚した家の子とは、遊ばせたくないの」。 

彼女が「そう、なんだ」と小さく笑ったとき、この人を傷つけているとわかっていても、幼い日の自分と息子を重ねてしまう気持ちを、どうすることもできなかったのです。

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