
「お兄ちゃん育休とか何してるの?」と妹に笑われた俺→育休の過ごし方を知った妹の反応が…
コラム
夕食の席で
その夜、家族で食卓を囲んでいるとき、妹がふと箸を置いて言いました。
「私、勘違いしてた。育休って、休みじゃなかったんだね」
母が小さく笑い、父は黙ってうなずいていました。俺は何と返していいかわからず、「俺も最初はそう思ってたよ」と答えました。育休に入る前は、家にいるだけなら何とかなると思っていたのです。妻が産後どれだけ消耗していたかを、本当の意味では知らなかった。
そして...
翌朝、リビングに降りていくと、妹がコーヒーを淹れてくれていました。「お兄ちゃん、これ」と差し出されたマグカップは、子どもの頃に2人で買ったものでした。
帰り際、玄関で靴を履きながら、妹は俺の顔を見ずに「ごめん」と一言だけ言いました。「いいよ」と笑って返しました。説教する気もなければ、責める気もありません。妹が気づいてくれたなら、それでよかった。
育休が「休み」かどうかは、外から見ている人にはわからないものです。でも、たった一日でも近くで見た人には伝わる。妹の小さな「ごめん」を聞きながら、俺はそんなことを思っていました。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























