
彼女のメッセージを3日間、開いては閉じていた僕の背中を押した、別アカウントからの一行
コラム
別アカウントから届いた一通
金曜の夜、見覚えのない名前のアカウントから「ブロックした?」というメッセージが届きました。最初は誰かのいたずらかと思いましたが、文面とタイミングですぐに気づきました。彼女が、わざわざ別のアカウントから送ってきたのだと。
彼女が3日間どんな気持ちで過ごしていたかが、その一行から痛いほど伝わってきました。本人にバレないようにアカウントを作るところから、確認のメッセージを送るまで、どれだけ勇気を振り絞ったのだろうと。これ以上、逃げてはいけないと思いました。
そして...
僕はすぐに「ブロックしてない。ごめん。明日会って話したい」と返しました。翌日、近所の公園のベンチで待ち合わせ、彼女の顔を見るなり頭を下げて、3日間返信できなかった理由を一つひとつ話したのです。結婚への迷いと、そこから目を背けていた弱さを、初めて声に出しました。
彼女は黙って聞いたあと、その場で泣いていました。許してもらえるとは思っていませんでしたが、彼女は「話してくれてよかった」とだけ言ってくれたのです。これからまた話し合うことが山ほどあります。でも、彼女が別アカから送ってくれたあの一通がなければ、僕はもっと長く逃げ続けていたと思います。あの一通に、心から感謝しています。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























