
毎朝30分かけて塗り重ねるファンデーション。すっぴんのママ友を傷つけた私が隠していたもの
コラム
知らなかった事情
数週間後、別のママ友からそっと聞かされました。彼女の子どもは化粧品の成分に肌が反応してしまうこと。医師に「お母さんの肌に残った成分が、お子さんの肌に触れて反応している可能性があります」と言われたこと。彼女は子どものために、好きだった化粧をやめたのだと。大切なものを手放してまで娘を守っていた人に、私は「恥ずかしくないの」と言ったのです。
そして...
次のランチで、彼女の顔をまっすぐ見ることができませんでした。「ごめん」と言えば楽になるのは私のほうだとわかっていたから、その一言がどうしても出てきません。帰り道、駐車場に停めた車の中でバックミラーをのぞきました。30分かけて整えたこの顔は、誰のためのものだろう。娘のために化粧をやめた彼女と、夫の言葉に縛られて化粧をやめられない私。鏡に映った目元のアイラインが、急にひどく滑稽に見えました。
(20代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























