おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「景観を損ねる」と苦情を受けた我が家→洗濯物が急に増えた事情を、誰にも言えずにいた話

コラム

母を一時的に預かって生活が一変した我が家に、ある日自治会長と隣の奥さんが訪ねてきました。事情を話せば良かったのに、世間体を気にして黙っていた自分の弱さに、玄関先で向き合うことになった出来事です。

急に増えた洗濯物の山

母を引き取ったのは、ゴールデンウィーク明けのことでした。一人暮らしをしていた70代の母の足腰が急に弱り、当面は我が家で世話をすることになったのです。

それまで3人分だった洗濯物が、母の介護用パジャマやタオル、シーツが加わって倍近くに増えました。ベランダの物干し竿だけでは間に合わず、庭にも竿を出して並べる日が続きました。

「近所からどう見えるかな」と頭をよぎることはありました。でも母の食事や通院の付き添いで一日が回らず、洗濯物の見え方まで気を配る余裕は、正直なかったのです。

玄関に立っていた自治会長

夕方、インターホンが鳴って画面を見ると、自治会長と並んで隣の奥さんが立っていました。何の用件か想像もつかないまま、玄関を開けたのを覚えています。

自治会長は柔らかい口調で「ご近所から、洗濯物が景観を損ねるとご相談がありまして」と切り出しました。私はその場で立ちつくしました。

頭をよぎったのは「やっぱり、見えていたんだ」という思いでした。気にしながら気にしないふりをしていた自分の弱さが、急に突きつけられたようでした。

  • X
  • Line