
喧嘩中の彼女から3分後に届いた「お腹空いた」のメッセージ→怒りはどこへ行ったのか
コラム
そのままご飯に行こう
笑いを収めて、僕は「知らないんじゃなかったの?」と送りました。少し意地悪だけれど、これくらいの軽口は許される空気だろう、と。彼女からは「お腹空いたのと怒ってるのは別」と返ってきて、ますますおかしくなりました。
「じゃあ何食べたい?」と聞くと、「怒ってるんだけど」と意地を張る返信。「怒ったままご飯食べよう」と返したら、しばらくして「駅で待ち合わせしよう」とだけ届きました。僕は財布をつかんで、玄関のドアを開けたのです。
そして...
駅の改札で会った彼女は、わざとらしく頬を膨らませていました。「怒ってる顔、見せて」とからかうと、彼女はすぐに吹き出して、もう怒りを保てなくなったようでした。ファミレスのテーブルで向かい合いながら、彼女は「さっきの『もう知らない』、恥ずかしかった」と自分から打ち明けてくれたのです。
僕は「いつもそうだよね」と返しながら、こういう彼女のまっすぐさが好きなのだと、改めて思いました。喧嘩の終わり方は、人それぞれです。僕たちには、空腹に救われる終わり方が、いちばん合っているのかもしれません。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























