
「たまには私のメッセージにツッコんでよ」と送ったら、彼が会話のテンポを崩していった話
コラム
かみ合わない会話
私が求めていたのは、こういうものではありませんでした。軽く笑い合えるような、ぽんぽんと弾むやりとり。それなのに彼の返信はどれも丁寧で、まるで答え合わせをされているような気持ちになっていったのです。
たまらず「そういうのじゃないんだけど」と送ると、彼はしばらく考えてから「ごめん、難しいな」と返してきました。なぜこんなにずれてしまうのか、私には分かりませんでした。
ただ、彼が真剣に向き合おうとしていることだけは、画面越しにも伝わってきたのです。
そして...
やりとりが途切れかけたころ、彼から一通のメッセージが届きました。
「楽しく話せる人になりたかったんだ」
その短い言葉を、私は何度も読み返しました。彼のツッコミは、最後までうまくかみ合いませんでした。けれど、あのぎこちない返信のひとつひとつが、私との会話を投げ出さないための不器用な努力だったのだと、ようやく分かった気がしたのです。
私は「ツッコミの練習に付き合うよ」と返しました。笑い合えるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうですが、それでもいいと思えたのでした。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























