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返すつもりだったのに、借りたバッグを売ってしまった私。送られてきた一枚の画面で観念するまで

コラム

ごまかしようのない、一つの目印

次に届いたメッセージで、私の言い逃れは終わりました。

友人:「私が手作りしたチャーム、世界に一つしかないんだけどな」

そうでした。あのチャームは、友人が手作りした、世界に一つだけのもの。似ているも何も、まぎれもなく友人のバッグだったのです。返信を打っては消し、打っては消しを繰り返したあと、私はようやく短い一言を送りました。

私:「……ごめん、今すぐ取り下げる」

出品ページは、その日のうちに消しました。

そして...

後日、私は友人に会って、すべてを打ち明けました。急な出費のこと、買い戻すつもりだったこと、それでも相談できずに黙って売ったこと。友人は声を荒らげはしませんでしたが、その表情には確かな失望がにじんでいました。

買い戻すつもりだったから、という言い分は、嘘をついた事実を消してくれるわけではありません。困ったときこそ、ごまかすより先に頼ればよかった。友人がバッグより大事にしていたのは、たぶん私への信頼だったのだと、失いかけて初めて気づいたのです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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