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毎回同じ焼き菓子を持ってくる彼に、私が覚えた小さな物足りなさ

コラム

縁側で言ってしまった

食事を終えたあと、私は縁側で彼の隣に座りました。台所からは、母が食器を片づける音が聞こえていました。

「お菓子、また同じのにしたんだね」

口にしてから、責めるような言い方になったと気づきました。彼は少し考えて、「うん、喜んでくれてるから」と答えました。

悪い答えではありません。両親が好きなものを選ぶのは、気遣いでもあります。でも、私が聞きたかったのは、それだけではありませんでした。なぜ同じものを選び続けているのか、彼自身の理由を聞きたかったのです。

そして...

帰りの電車で、私は窓の外を見ながら、縁側での会話を思い返していました。「次は少し違うものも見てみない?」と続ければよかったのかもしれません。

彼を責めたいわけではありません。両親も本当に喜んでいました。それでも、言えなかった希望は残っています。

次に実家へ行くときは、彼だけに任せず、2人で手土産を選びたいと思います。同じものを選ぶとしても、その理由を知って選ぶのと、何も聞かずに受け取るのとでは、見え方が変わる気がしています。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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