おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

娘のために選んだピアノ教室を断られ、私は自分の勘違いに気づいた

コラム

自分の名前で選んだ教室

娘から連絡がない間も、居間のテーブルにはパンフレットが残っていました。片づけようとするたび、「自分で決めたい」という娘の言葉を思い出しました。

私も子どもの頃、自分では決められないままピアノをあきらめています。それなら、今から自分で選べばよいのだと考えました。

私は大人向けの教室を探し、自分の名前で申し込みました。初めてのレッスンで弾けたのは、片手で追う短い童謡だけです。

入会証の写真を娘へ送ると、焼き上がったパンの写真が返ってきました。あきらめた夢は娘に任せるものではなく、自分で始めるものだったのだと分かりました。

そして...

次に娘が実家へ来た日、台所に焼きたてのパンの香りが広がりました。膨らんでいく生地をのぞき込み、私は娘に聞きました。

「今度、教えてくれる?」

娘は粉のついた手を洗ってから、「いいよ」と答えました。以前のように何でも話せる関係へ戻ったわけではありません。それでも私は、娘の予定や希望を聞いてから提案するようになりました。

手帳には、次のピアノレッスンの日と、娘からパン作りを教わる日を別々に書いています。どちらも、今度は自分だけで決めた予定ではありません。

(50代女性・主婦)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

HOT ITEM
  • X
  • Line