
心配をこじらせて彼女を傷つけた俺が、カフェで本音を伝えるまで
コラム
既読のまま止まった画面を開くたび、心配だと最初に言えなかった自分の一言を、俺は繰り返し読み返していました。謝るなら顔を見てだと決めて、カフェへ向かいました。
送信ボタンを押す前に、俺は同じ文面を3度打ち直していました。
選び間違えた言葉
付き合って1年になる彼女から、待ち合わせの確認と一緒に自撮りが届きました。画面の中の彼女は、いつもより化粧が濃く見えました。
前に彼女の家へ行った時、洗面所で頬を気にしている姿を見てから、俺は肌のことが心配になっていました。頬を気にしていたことに触れていいのか、その線引きが俺にはわかりませんでした。
心配している、無理していないか。どれもうまく書けず、消しては書き、また消して、最後に残ったのが「その化粧、濃くない?」という一言でした。送った直後に、選ぶ言葉を間違えた気がしました。
既読のままの画面
「似合ってないってこと?」と返ってきました。返す文面を書きかけては消しているうちに、どれも言い訳に見えて、俺は送らないままスマホを置きました。彼女のメッセージには、既読だけがついたままになりました。
心配だと最初に書けば済んだのに、格好をつけて遠回りした結果でした。仕事の合間にスマホを開いても、彼女からの新しいメッセージはありませんでした。約束のカフェまでの数日、俺はあの洗面所の彼女を何度も思い出していました。うまく説明できず、次に会えば伝わると問題を先送りしました。
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カフェで先に























