
「私がいちばん盛れてるから」と写真を選ぶ友人のSNSで、顔を隠されていた私
コラム
次に会った日に伝えた言葉
数日後、同じカフェで彼女と向かい合いました。
注文を終えてから、私は考えてきたことを伝えました。
「写真って、写ってる全員のものだと思うよ」
彼女は私の顔を見ました。
言い返されることも考えていましたが、少し間を置いて返ってきたのは謝罪でした。
「ごめん。載せる前に、ちゃんと聞くべきだった」
私が嫌だったのは、顔をスタンプで隠されたことだけではありません。私がどう写っているかを気にしないまま、投稿する写真を決められていたことでした。
彼女はその場で最初の投稿を削除しました。それからアルバムを開き、「どれなら大丈夫?」と私に画面を見せました。2人で選んだ写真が、その日のうちに投稿されました。
そして...
あれから、彼女は投稿する前に必ず画面をこちらへ向けてくれるようになりました。
「これで大丈夫?」
そう聞かれて、2人で写真を選ぶことも増えています。
私のアルバムには、以前より自然に笑っている2人の写真が増えました。あの日の、私だけ目をつぶっている写真も消してはいません。
見るたびに、写真に残るのは写りだけではなく、そのとき一緒にいた人との時間なのだと思います。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























