「定時で帰る新人は根性がないよね」に笑った私、取引先帰りのパン屋で目が合った相手

コラム

見直したのは退勤時間ではなく仕事でした

翌日、私は彼の担当している仕事を改めて確認しました。

処理済みの書類は期限ごとに整理され、翌日に続く案件に関しては引き継ぎのメモがついていました。質問された内容も自分用のノートにまとめられ、同じことを何度も聞くことはありません。

定時に帰る姿ばかり見て、そこまで確認していなかったのです。

翌日、給湯室でまた退勤時間の話になったとき、私は言いました。

「定時で帰ることと、仕事をしてないことは別だったね」

同僚は少し驚きながらも、分かってくれました。

そして...

今も彼は定時になると「お先に失礼します」と帰っていきます。

変わったのは、私が退勤時間だけで人を見なくなったことでした。

指導記録には、残っている時間ではなく、期限を守れているか、引き継ぎができているか、仕事をどこまで自分で進められているかを書くようになりました。

パン屋で彼を見かけなければ、私は今も「長く残っている人ほど頑張っている」と思い込んでいたかもしれません。

(30代女性・営業事務)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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