
「男友達と飲んでる!」と届いた写真を拡大したら、窓の反射に見覚えのある人がいました
コラム
彼から届いた1枚を指で広げていくと、窓ガラスの中に彼ではない誰かの輪郭が浮かびました。既読はすぐについたのに、返事の代わりに鳴ったのは通話の着信でした。3回目が切れたあと、私は自分が何を確かめたいのかも分からなくなっていました。
「男友達と飲んでる!」の1枚
付き合って2年になる彼は、飲み会のたびに席の写真を送ってきます。その日も「男友達と飲んでる!」の一言と一緒に、居酒屋のテーブルが届きました。テーブルにはジョッキや取り皿が並んでいます。私は短く返して、画面を閉じました。
窓に映り込んでいたもの
閉じた画面を開き直したのは、写真の端に写る大きな窓が気になったからです。指で広げていくと、ガラスの中に、向かいに座る人が映り込んでいました。広げるほど粗くなる画面の中で、ラインの入った上着と肩にかかる長い髪だけがはっきり残ります。共通の友人のSNSで見たことのある女性に似ていました。私は「後ろのガラス、誰か映ってるね」とだけ送りました。
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別の角度から上がってきた1枚






















