「まだ彼氏いないの?」街で再会した元カレの言葉→共通の友人の話で私の気持ちは晴れました

コラム

連絡先を聞かれて、私は短く答えてその場を離れました。数日後、共通の友人がお茶の席で教えてくれたのは、彼が話していた近況とは少し違う話でした。

駅ビルの花屋の前で選んでいた小さな花束を、2年ぶりの声に取り落としそうになりました。

2年ぶりの再会は、花屋の前でした

振り向くと、2年前に別れた元カレが立っていました。付き合っていたのは1年ほどで、会うのはいつも彼の職場の近くでした。行きたいと言った店はそのうちにと流され、最後に別れを切り出したのも彼です。「今は仕事に集中したい」と言われて、私はそれ以上は引き止めませんでした。言い争いにはならず、それきり連絡は取っていません。花屋に寄る習慣も、あのころの私にはありませんでした。彼は勤め先の名前が入った封筒を小脇に抱え、ネクタイを緩めていました。近況を2つ3つ交わしたあと、彼はこちらの左手のあたりに目をやって言いました。「まだ彼氏いないの?」

答えを待たずに続いた自慢話

私が答えずにいると、彼は続けました。「俺は今、任されてる案件が多くてさ」「彼女には放ったらかしって怒られてる」。以前は仕事の愚痴もこぼす人でしたが、その日は自分の話だけが並びました。私は花束を持ち替えて、「そう、忙しいのはいいことだね」とだけ返しました。彼は最後に「連絡先、まだ同じ?」と聞いてきました。番号は変えていたので、「変えたよ」と答え、私はエスカレーターへ向かいました。

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