
「私のほうが先に結婚する」と言っていた同期→私の結婚式に来なかった理由を、今も聞けずにいます
コラム
当日に届いたメッセージ
式の当日、控室で髪を整えてもらっている途中に、スマホが鳴りました。
「ごめん、今日行けなくなった」
彼女からの短いメッセージ。体調でも崩したのかと心配になり、「わかった。無理しないでね」と返信しました。
同期に聞かれたときは「急用みたい」とだけ伝え、それ以上は話していません。
それでも、あの空いた席が目に入るたびに考えてしまいます。私が先に結婚したことが、よほど嫌だったのだろうか。来たくないなら、最初から欠席に丸をつけてくれればよかったのに。祝ってほしい気持ちと、責めたくない気持ちが、披露宴の間ずっと行ったり来たりしていました。
そして...
週明け、出社するとデスクに小さな紙袋が置かれていました。中にはペアのマグカップと、「おめでとう」とだけ書かれたカード。
となりの席から、彼女が声をかけてきました。
「式、行けなくてごめんね」
「ううん、来ようとしてくれてたんでしょ」
彼女はうなずいただけで、パソコンの画面に向き直りました。
欠席の理由は、今も聞けていません。新居の棚に並べたマグカップを手に取るたび、あの日の彼女に何があったのかを考えます。急用だったのなら、どうしてカードには一言しかなかったのでしょうか。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























