
別れて半年、元カノに「新しい男とうまくいってないだろ」と送った俺が、返信を打たないと決めた日
ライフスタイル
煽れば必ず言い返してくる。そう決めつけて送った1行に、あの子は隠さずに答えました。最後の1文を読んで、俺は何も送らないことを選びました。
同僚との帰り道、聞くつもりのなかった名前が耳に入りました。元カノに新しい彼氏がいること、その相手ともめているらしいこと。乗り換えの電車で、俺は半年ぶりにあの子のトーク画面を開いていました。
「もめてるらしいよ」の続き
その同僚は、あの子の友人でもあります。飲みの席で近況として出ただけの話で、同僚に悪気はありませんでした。「あの子、新しい彼氏ともめてるらしいよ」。そう言ったあと、すぐ別の話題に移っていきました。
俺だけが、その先を考え続けていました。半年前、「もう無理だと思う」とメッセージで送って終わらせた相手です。心配する資格も、連絡する理由もない。それでも、うまくいっていないと聞いて、指が勝手に画面を開いていたのです。
心配だとは、打てなかった
「大丈夫か」とは打てませんでした。別れ方を考えれば、何を今さらと返されるのが目に見えていたからです。
かわりに送ったのが「新しい男とうまくいってないだろ」でした。煽れば、あの子は必ず言い返してくる。付き合っていた頃、口論になるといつも先に言葉を出すのは彼女のほうでした。言い返してくれれば、やりとりが続く。続けば、様子がわかる。それだけの計算でした。
送ってから、電車が2駅進みました。既読がつき、返信の吹き出しが並びました。
「うん、うまくいってないよ。今ケンカ中。だから今から会って話すの。あなたとは、1回もできなかったやつ」
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1回もできなかったやつ

























