
別れて半年、元カノに「新しい男とうまくいってないだろ」と送った俺が、返信を打たないと決めた日
ライフスタイル
1回もできなかったやつ
最後の1文を、何度か読み直しました。
「ねえ、ちゃんと話そうよ」。付き合っていた1年、彼女はそう言い続けていました。俺はそのたびに車の鍵を取って、話が終わるまで外にいたのです。向き合えば責められると決めつけて、部屋にいることすらできませんでした。別れの言葉をメッセージで送ったのも、同じ理由です。
あの子がこれから会いに行くのは、俺にできなかったことを、これからする相手です。煽って引き出したかったのは弱音だったはずなのに、返ってきたのは、俺が半年前に逃げた話でした。
返信を打てば、また同じことになる。話す場から逃げた人間が、画面の上でだけ何かを言う。それはやめようと、初めて思いました。
そして...
その日は、何も送りませんでした。
数日して、同僚にだけ短いメッセージを送りました。「あいつ、大丈夫そうだったよ」。同僚から「なんで知ってるの」と返ってきましたが、その問いには答えていません。
今は、揉めごとが起きても、車の鍵を取らずに座っていることから始めています。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























