
日時と店を送った私に「え、本気だったの?」。日付まで決めて誘ったのには理由がありました
ライフスタイル
東口のお店を眺めていて、ふと思い出したことがありました。確かめるために開いたのは、ゼミの古いグループチャット。そこには、友人本人も覚えていないメッセージが残っていました。
予約ページの「確定」を押すと、予約完了の画面が出てきました。それを画像で保存して友人に送り、スマホを床に置いて返信を待ちました。送ったのは、自分から「今度」に日付をつけた初めての約束です。
日付のつかない「今度」ばかりだった
転勤でこの街に来てから、職場の人も近所で知り合った人も、会うたびに「今度ごはん行こう」と言ってくれました。けれど、その「今度」に日付がついたことはありません。平日は仕事で人と話していても、休日は予定のないまま1人で過ごすことが増えていきました。
前の街では、私も同じ言葉を気軽に配っていた側です。言われる側になって、日付のない約束がどれだけ宙に浮くのかを知りました。だから決めていたのです。自分が「今度」と言ったら、日付まで決めると。
店の写真で思い出した、古いメッセージ
SNSに半年の区切りを投稿すると、大学のゼミで一緒だった友人がコメントをくれました。近況を少しやりとりしてから「今度ごはん行こう」と誘うと、「いいね!今度行こう行こう」と返信がきました。社交辞令かもしれない、と思いました。それでも、決めたことを試すなら今だと考えたのです。
東口のお店を眺めているうちに、パスタのお店の写真が目に入りました。ゼミのグループチャットで、彼女がこの店の話をしていた気がしました。「パスタ」で検索すると、数年前のメッセージが残っていました。
「東口にできたパスタのお店、いつか行きたいな」
誰も反応しないまま、流れていったメッセージでした。調べると、今の部屋から歩ける距離。空きのあった14日で予約を取り、日時と店名に予約完了の画面を添えて送りました。
既読がついてから返信が届くまで、少し間がありました。
「え、本気だったの?」
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