
日時と店を送った私に「え、本気だったの?」。日付まで決めて誘ったのには理由がありました
ライフスタイル
打ちかけて、全部消した返事
その文面を見て、つい笑ってしまいました。前の街での私も、きっと同じ返し方をしていたはずです。「本気だよ、こっちは休みの日いつも1人で」と打ちかけて、全部消しました。重く受け取られたら、せっかくの予定が負担になる気がしたからです。
「本気だよー。急すぎたらずらすから言ってね」
「ごめん、変な聞き方した!14日空いてる、行く!」
少し迷ってから、もう1通送りました。
「前にグループチャットで、ここ行ってみたいって言ってたでしょ」
「私、そんなこと書いてた?今見つけて笑った」
本人が忘れていても、構いませんでした。私だって、店の写真を見るまでは思い出せなかったのです。あのメッセージを見つけた時、この街で行く理由のある場所が、やっと1つできた気がしました。友人のためというより、自分の休日に予定を入れたかっただけなのかもしれません。
そして...
当日、約束より早く着いて、お店の前で東口の改札のほうを見ていました。友人の姿が見えたので手を振り、一緒に席へ。メニューを開く前に、彼女が言いました。
「誘ってくれてありがとう」
「こちらこそ」
短く笑ってそう返し、それ以上は続けませんでした。休みの日の過ごし方も、決めごとの話も、まだ友人にはしていません。
帰ってカレンダーを開くと、14日の欄には店の名前がそのまま残っていました。休日の予定をこうして振り返るのは、ずいぶん久しぶりでした。
(30代女性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























