試し行為は嫌われる?してしまう心理とやめるための対処法

2020.11.09PR

試し行為は嫌われる?してしまう心理とやめるための対処法

試し行為とは、自分が愛されているか確認するために相手を試す行動のこと。
子どもによく見られる行動といわれていますが、なかには大人になっても試し行為をやめられない人もいます。

試し行為って、恋の駆け引きとして本当に効果があるのでしょうか?そもそも、なぜ第三者に対して試し行為をしてしまうのでしょうか?

そこで今回は、試し行為の効果を解説したうえで、された側の相手の心理や、やめるための対処法をご紹介します。

「試し行為をやめたいけれど、どうしてもやめられない……」とお悩みの女性はぜひ参考にしてみてくださいね。
試し行動をして相手の気を引くことができれば、満足感や安心感を得られますよね。でも、その方法は本当に成功しているのでしょうか?
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まずは、試し行為は恋の駆け引きとして成立するのかを考えてみましょう。

意味不明ととられることが多い

結論から言うと、試し行為は相手に〈意味不明〉と思われてしまうことがほとんど。
試し行動をする人に多いのが、相手の気を引くために急に無視したり、連絡を断ったりするという行動です。

しかし、された側としては相手がなにを考えているかわからないので「もっと構ってあげないと」なんて思考にはなりません。「よくわからない子だな……」と思われてしまうか、迷惑がられてしまう可能性が高いでしょう。

ウザいと思われて失敗すること多数

試し行為は嫌われる?してしまう心理とやめるための対処法
試し行為は、基本的に一度では終わりません。何度も何度も相手の関心を引くための行動を繰り返すので、最終的に「ウザイな」と思われて、別れにつながるケースも多いのです。

たとえば、デートの度に不機嫌な態度を取られたらどうでしょうか。
試し行為をしている側は「怒っている姿を見せてどんな反応をするか試してみよう」と考えていますが、された側は「また怒ってるよ……関わりたくないなぁ」と思ってしまうのです。

たまにワガママを言うくらいならかわいげがありますが、気を引こうと何度も試し行為をすると相手に迷惑がられてしまうでしょう。

そもそも試し行為は子どもっぽい

恋の駆け引きどころか、試し行為をすること自体が子どもっぽいと思われてしまう可能性もあります。

子どもは、親の愛情を確認するためにわざとイタズラをしたり、ワガママを言って「怒られないかな?」と試したりすることがありますよね。でも、歳を重ねるにつれて精神的にも成長し、こういった行動は徐々に落ち着いていくものです。

それなのに、大人になってもまだ試し行為をしていると「まるで子どもみたいだな」と相手が呆れてしまうことも。大人のお付き合いを求めている男性であれば、試し行為をする女性は恋愛対象外だと言う人も少なくありません。
試し行為は、恋愛の掛け引きとしてはおすすめできない方法だということがわかりました。
では、実際に試し行為をするとふたりの関係にどんな影響を与えるのでしょうか?

次は、試し行為の効果を見ていきましょう。
試し行為は嫌われる?してしまう心理とやめるための対処法

最初の数回は気持ちを測れるかも

付き合う前や付き合ってすぐの頃だと、試し行為をすることで相手の興味を引くことができるかもしれません。

まだ恋人に対して遠慮もある時期ですし、好きという気持ちが勝っているので「しょうがないなぁ」なんて思いつつもワガママを受け入れてくれるかも。

1回、2回ぐらいの試し行為なら、すぐに別れたいと思われる可能性も低く、気持ちを測れる可能性があります。最初の数回なら、一定の効果があるかもしれませんね。

繰り返されると信用がないと思われる

問題は、試し行為を繰り返した場合です。試し行為をする人は相手の気を引きたいからと「病気かも」「しんどい」といった嘘をつくことも。

はじめは恋人も本気で心配するでしょうが、何度も嘘をついていると「またか」「どうせ嘘なんでしょ」と思われて、信用をなくしてしまうかもしれません。

ケンカや別れの原因に

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試し行為は、ケンカや別れの原因になってしまうこともあります。繰り返し試し行為をされると、相手はストレスを感じて「いい加減にしてよ」とケンカになってしまいます。

さらに、本当は別れる気がないのに引き止めてもらいたいからといってケンカのたびに「もう別れる」なんて言っていると、相手はウンザリして「じゃあ別れようか」と本当に別れ話になってしまった……なんてケースも少なくありません。

自分も後悔からの自信喪失ループに

試し行為をする人は、本当は心のどこかで「こんなことやめたい」と思っていることがほとんど。でも、どうしても試し行為をやめられなくて、恋人と長続きしないことでどんどん自信をなくして、負のループに陥ってしまうのです。

結果、自分に自信が持てなくなることでさらに試し行為がエスカレートしてしまい、別れてからまた後悔するという流れを繰り返してしまいます。
では、試し行為をされた男性や友達はどんな気持ちになっているのでしょうか?

実際に、恋人や身近な友人から試し行為をされたことがあるという男性に話を聞いてみました。

めんどくさい

「恋人に何回も『私のこと本当に好きなの?』と聞かれます。正直言うと、ちょっとめんどくさいかな」(26歳/自営業/男性)

そもそも付き合ってる時点で両想いなわけですから、何度も「好き?」と聞かれると「また同じこと聞いてる」とウンザリしちゃうのかもしれませんね。

好きと言葉で言われたい気持ちはわかりますが、男性は自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な人も多いのです。愛情を確認したいからといって、頻繁に試し行動をするのはやめておいた方がよさそうです。

どうやったら満たされるのかな

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「僕の恋人は『嫌い』といつも言ってくるんです。『僕は好きだよ』と言われたいんでしょうけど……満たされてないんですかね」(18歳/大学生/男性)

「嫌い」「ウザイ」などの暴言を吐かれると多くの男性は腹が立つようですが、優しい男性だと「自分といても満たされないのかな」と不安な心理状態に。そのうち男性が自信をなくし「僕といても幸せになれないから別れよう」なんて言い出しかねません。

自分が不安だからといって試し行動をすることで、相手を不安にさせてしまうこともあるのです。

信じてもらえなくて悲しい

「女友達なんですけど『私といるときはいつも楽しくなさそうだよね』と不機嫌な態度を取られます。そんなことないんだけど、信じてもらえなくて悲しいです」(22歳/美容師/男性)

こちらの男性は、恋人ではなく女友達に試し行動をされているとのこと。自分は普通に接しているのに「楽しくないんでしょ?」なんて言われると気を遣いますよね。友達関係だと面と向かって注意することも少ないので、試し行為を繰り返されることで関わるのが嫌になり、音信不通になってしまう可能性だってあります。
次は、試し行為をしてしまう女性側の心理を見ていきましょう。「やめたい」と思いつつも、試し行為を繰り返してしまうのはどうしてなのでしょうか?

自分に自信がなく逃げ道をつくりたい

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試し行為をしてしまう1つ目の理由は、自分に自信がないから。自己肯定感が極端に低く「こんな自分を好きになってもらえるはずがない」と常に心のどこかで思っています。

結果、別れてしまっても「やっぱり本当は好きじゃなったんだ」と自分に言い訳するための逃げ道として、試し行動を繰り返してしまうのです。

相手の反応を見ないと本音を出せない

2つ目は、相手の反応を見てからでないと自分の本音を話すことができないから。
たとえば「好きだよ」と言っても、相手に「本当は好きじゃないんだ」と言われたらショックを受けてしまいますよね。

そのため、もし期待と違う答えが返ってきたても傷つかないように、事前に相手の気持ちを試すような言動を取ってしまうのです。

めんどくさくても受け入れて欲しい

3つ目の理由は、めんどくさいと思われても自分を受け入れて欲しいからです。試し行動をする人は、どんなひどいことをしても自分を受け入れてくれる絶対的な愛情をパートナーに求めています。

暴言を吐くと相手を傷つける、迷惑がられることはわかっているのですが「それでも君のことが好きだよ」と言ってもらいたくて、試し行動を繰り返してしまうのです。

癖になっていてやめられない

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4つ目は、子どもの頃から試し行動が癖になっていてやめられないパターンです。
幼少期からの思考回路が自然と出てしまい、あとになって「またやってしまった」と後悔してしまいます。

大人になっても試し行動をしてしまう人は、親との愛着形成がうまくいかなかったことがおおく、常に「見捨てられるんじゃないか」という不安を抱えています。根本的な部分が解決されないと、行動を改善するのはなかなか難しいかもしれません。

嫌われないか常に心配している

5つ目は、恋人に嫌われないか常に心配だからです。試し行動をしてしまう人は、自分に自信がないために「好きだよ」「愛してるよ」という言葉を信じることができません。

そのため、本当に愛されているのか、好きと言っていてもいつか嫌われるんじゃないかと不安に駆られ、試し行動をすることで安心感を得ているのです。
試し行動は、相手の信用を失うだけでなく、最終的には嫌われる可能性だってあります。では、どうすれば試し行為をやめられるのでしょうか?

ここでは、試し行為をやめたい人に向けて、具体的な対処法をご紹介します。

見た目や仕事で自分に自信をつける

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試し行為をしてしまう大きな原因は、自分に自信がないことです。ならば、その原因を解決するように行動を見直してみましょう。

見た目にコンプレックスがあるのなら髪型やメイクを変えてみたり、ファッションに気を配ってみたりなど。また、仕事を頑張って評価してもらうことで、自分に自信を持てるようになる可能性もあります。

ちょっとした努力でも考え方が変わり、試し行動が改善されるかもしれませんよ。

試したくなったら友達に連絡するか紙に書く

恋人に試し行動をしたくなってしまった時は、一旦落ち着いて冷静になってください。
友達に連絡して「こんなことをしたら相手はどう思うかな?」と第三者の意見を聞いてから、本当にその行動をすべきか判断するのがおすすめです。

また、友達に聞きにくい相談内容であれば、紙に自分の気持ちを書いてみるのもひとつの手。なぜそんなことをしたいのか、自分ななにを望んでいるのかを文字にしてみましょう。

書き起こしているうちに自分の気持ちが整理されて、試し行動以外の解決策が浮かぶかもしれませんよ。

試し行為での失敗を思い出す

試し行為をしたあとに「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」と後悔する人も多いでしょう。同じ過ちを何度も繰り返さないために、次に試し行動をしたくなった時はこれまでの失敗を思い出してみてください。

そうすることで「あとで後悔するからやめよう」とブレーキがかかり、試し行動をやめられるかもしれません。

一度会って素直な気持ちを伝えてみる

遠回しな言い方をしたり、暴言を吐いてしまったりといった試し行動に出る前に、一度恋人に会って、自分の気持ちを素直に伝えてみましょう。

男性は、女性よりも〈察する〉のが苦手です。女性からすると「そんなこと言わなくてもわかるでしょ?」と思うかもしれませんが、恋人に真意が伝わっていないケースは意外と多いのです。

きちんと気持ちを伝えることで「本当はこんなことを求めていたんだ」ということが理解してもらえれば、試し行動をする必要もなくなりますよね。
「試し行動をすればもっと愛されるかも」「興味を持ってもらえるかも」なんて考えているならそれは間違い。

むしろ、試し行動は相手にストレスを与え、最悪の場合は愛想を尽かされてしまう可能性もあるのです。今回の記事を読んで自分の言動に心当たりがあれば、できるだけ早めに改善することをおすすめします。

そして、試し行為をやめたいと思ったなら、まずは自分の気持ちに素直になることを心がけしょう。パートナーは自分を映し出す鏡ですから、あなた自身が変われば、自然とパートナーの言動も変わってくるはずですよ。(ひかる/ライター)

(ハウコレ編集部)

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