
占い師のアドバイス通りに生きた彼氏、気づけば仕事も友人も私も全て失っていた
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「占い師の先生がこう言ってたから」。彼の口からその言葉が出るたび、私は小さなため息をこらえていました。最初は「そういう趣味もあるのかな」と思っていたけれど、やがて彼の人生は占いなしでは動かなくなっていったのです。これは、占いに全てを委ねた彼と、そこから静かに離れた私のお話です。
少しずつ変わっていった彼
彼と付き合い始めた頃は、何も問題はありませんでした。穏やかで優しく、休日には二人で行き先を相談しながら出かけるのが楽しみでした。変化が訪れたのは、交際1年を過ぎた頃。彼が会社の先輩に紹介されたという占い師のもとへ通い始めてからのことです。
最初は「仕事運を見てもらった」という程度の話でした。けれど次第に、「先生に相談してから決める」という言葉が増えていきました。デートの行き先、食事をするお店、果ては私へのプレゼントまで。彼自身の考えではなく、占い師の言葉で全てが決まっていく。そのことに、私は少しずつ違和感を覚えるようになっていったのです。
占いに支配されていく日々
ある日、彼は突然「転職する」と言い出しました。理由を聞くと、「先生に『今の職場は運気を下げる』と言われたから」とのこと。安定した会社を辞めることに、私は反対しました。けれど彼は「君より先生の方が俺のことを分かってる」と言い、聞く耳を持ちませんでした。
その言葉が決定的だったのかもしれません。私がどれだけ心配しても、彼の判断基準はいつも占い師の言葉。友人との約束も「今日は対人運が悪いから」とキャンセルし、周囲との関係も次第に希薄になっていきました。隣にいるはずなのに、彼の心はいつも別の場所にある。そんな孤独を感じる日々が続いていたのです。
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占いが告げた「別れ」

























