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最近飲み会が多い夫「今日飲み会」→週末、出かける際にカーナビの履歴を見ると毎回同じ住宅を指していた

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あのアパートの前で

次の「飲み会」の日、私は母に息子を預けました。夫が家を出た30分後、メモに保存していた住所に向かいました。駐車場に夫の車がありました。1時間ほど車の中で待ちました。何を待っていたのか、自分でもわかりません。覚悟を固める時間が必要だったのかもしれません。

22時過ぎ、部屋のドアが開いて夫が出てきました。その後ろから女性が顔を出して、小さく手を振りました。夫が笑って振り返ったのが見えました。あの笑顔は、最近うちでは見なくなった顔でした。エンジンをかけて、その場を離れました。涙は出ませんでした。その代わり、ハンドルを握る手が止まらないほど震えていました。

そして…

 翌日の朝、息子が保育園に行っている間に夫へLINEを送りました。「昨日、あのアパートの前にいたよ」。既読がついて、10分間返信がありませんでした。やっと届いたのは「話させてほしい」の一言です。

その夜、夫は泣きながら「ごめん!本当にごめん!もう二度としないから許してくれ!」と言いました。でも私が見ていたのは、夫の涙ではありませんでした。あのアパートの前で、女性に笑顔を見せた横顔です。気がつくと口をついて出ていました。「あの子に手を振ったとき、息子にもあんなふうに笑ってた?」。夫は答えられませんでした。あの笑い方を、この人は息子の前でもしなくなっていた。それが全てでした。

3ヶ月後、離婚届を出しました。届を出した帰り道、保育園に息子を迎えに行くと「ママ!」と走ってきました。この子を抱き上げた瞬間、ようやく涙が出ました。泣いていいのは、あのアパートの前じゃなくて、この子の前だと思ったのです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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