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「好きだから付き合う」と「セフレでもいい」女子が傷つくのはどっちなのだろう

コラム

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エッチのリスクとコスト

エッチには、かならずリスクとコストがついてまわります。

コストは、お金でどうにかなるので、稼ぎのいい男は、ふたりも3人もセフレを持てる……というようなことで、要するに金で解決する問題は金があればいい、金を稼げばいいでおしまいですが、問題はリスクです。


エッチは、極めて個人的・生理的な行為なので、相手のネガティブな部分をも認めないと、エッチにならない。

出会いました、たのし~ね!かっこいいね!かわいいね! エッチしよ!きもちかったね!だけではすまないでしょう?つまり、精神的に相手のネガティブな部分を受け入れることができないとエッチが成立しない。


でもそれは、いったん受け入れてしまえばリスクではなくなることもあります。

ありふれた例で言えば、彼はわけもなく淋しいと思っていました。だからセフレがほしくて、あなたはその彼のセフレになって、せっせとセックスをしました。


という場合、あなたが「淋しい男なんてイヤだ……あたしはなんという臭ってくるような闇のなかでセックスをしているのだろう」と思えば、それはあなたにとってのリスクですが、そういう男の淋しさをあたしこそが受け止めてあげようと思えば、もうそれはリスクではなく、彼との共同の目標みたいなものになる。

リスクを受け止めたほうが勝ち

ということで、好きだから付き合うのと、セフレでもいいというのは、エッチの楽しさ・気持ちよさと、そのリスクの両方を考えに入れると、おのずと「女子として、いまどっちを選択したほうがより傷つかないか」というのが見えてきます。


好きだから付き合いたい。でも彼にはすでに彼女がいる。あくまでも純愛をとおしたいからセフレはイヤ。これもひとつの考え方。

本命の彼女でなくても、とにかく彼とエッチしたいからセフレになる。これもひとつの考え方。


ふたつの考え方それぞれにリスクがあります。それらを計算に織り込めるかどうかが、傷つくか、傷つかないかの分かれ道です。


エッチみたいに気持ちいいことは、そもそも益にもなれば毒にもなるものだから、多少傷ついてもべつにいいといえばいいんですが(毒になるのがイヤならエッチなんかしなければいい。しないと死ぬわけではないので)、物事なんでも、リスクをよりリアルに計算できる人が、最後はおいしい思いをするのではないかということです。


(ひとみしょう/ライター)

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