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「ダサくない?」ノーブランド品を笑っていた私→翌日からバッグを変えた理由

コラム

ブランド品を身につけていれば、自分に自信が持てる。そう信じていた時期がありました。けれど本当は、持ち物で自分を大きく見せなければ不安で仕方なかった。それが正直なところだったのだと、今になって思います。

「ノーブランド」を笑うことで、守りたかったもの

職場では、いつもブランドのロゴが見えるバッグや小物を持つようにしていました。それが自分のステータスだと信じていたのです。だから、ノーブランドの服を気負いなく着ている同僚を見ると、どこか落ち着かない気持ちになった。あの朝、「それ、どこの? ノーブランド? ダサくない?」と口にしたのは、純粋な感想ではなく自分の立ち位置を確認するための言葉だったのだと思います。相手を下げることで、自分が上にいると感じたかった。その程度の、浅い動機でした。

誰にも言えなかった、ひとつの秘密

実は、持っていたブランド品はすべてネットで手に入れた偽物でした。本物を買う余裕はなく、でも「何も持っていない自分」でいることが怖かったのです。見た目さえ整えれば誰にもわからないだろう。そう思い込んでいたのです。だからこそ、ブランドに頼らず堂々としている同僚の存在が、余計に眩しくて疎ましかった。何も身につけなくても揺るがない人を前にすると、偽物で武装している自分の薄っぺらさが浮き彫りになる気がして、居心地が悪くなるのです。

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