
「ダサくない?」ノーブランド品を笑っていた私→翌日からバッグを変えた理由
コラム
聞こえてしまった一言
昼休みのこと。給湯室の近くを通りかかったとき、ふいに話し声が耳に入りました。「あの人のバッグ、ロゴの位置も本物はそこじゃないよ」。足が止まった。心臓が一気に冷えていくのがわかりました。まさか職場にファッション業界出身の人がいるなんて思ってもいなかったのです。私は振り返ることもできず、そのまま自分のデスクに戻りました。午後はほとんど何も手につかないまま、ただ終業のチャイムを待っていました。
そして...
翌朝、別のバッグを持って出社しました。何のロゴも入っていない、ずっとクローゼットの奥にしまっていたもの。誰にも何も言われなかったけれど、自分の中では大きな変化でした。偽物で自分を飾ることに、もう疲れていたのだと思います。あの同僚のワンピースは、ブランドのタグなんかなくても、とても似合っていた。それを「ダサい」と笑った自分こそが、一番みっともなかったのだと、ようやく気づけたのです。まだ素直に「似合ってるね」と声をかける勇気は出ない。けれど、まず自分自身に嘘をつくのをやめること。そこから始めてみようと、そう思えた朝でした。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)























