
「お前の代わりなんていくらでもいる」と言い放った社長→私が辞めた翌月に鳴った"SOS"の電話
コラム
最終日
引き継ぎ期間中、社長から声をかけられることは一度もありませんでした。
私は後任が困らないよう、業務フロー、取引先の連絡先、月ごとの処理手順を網羅した完璧なマニュアルを作成しました。
誰にでもできる仕事だと言うのなら、これを見れば誰でもできるはず。そう自分に言い聞かせ、最終日にデスクを拭き上げました。オフィスを出る時の夜風は、驚くほど清々しいものでした。
そして...
退職からちょうど1ヶ月。スマホに表示されたのは、二度と見たくなかった社長の名前でした。電話に出ると、かつての威圧感は消え失せ、震えるような声が聞こえてきました。
「すまない、戻ってきてくれないか。経理も人事も、何もかもが止まってしまったんだ」
聞けば、私の後任として3人を採用したものの、あまりの業務の複雑さと膨大さに、全員が1ヶ月持たずに逃げ出したというのです。私は受話器越しに、かつて彼が私に贈った言葉をそのまま返しました。
「代わりなんて、いくらでもいるんじゃなかったんですか?」
言い終えると同時に通話を切り、その番号をブロックしました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























