
「人を見る目がなかった」あいつの彼女を否定した俺が抱えていた、誰にも言えなかった後悔
コラム
100個という重さ
3度目に聞いたとき、あいつはまっすぐ俺を見て言いました。「俺が彼女を好きな理由、100個言えるよ」その声に迷いがなかった。
グラスを持つ手が止まりました。100個。俺は元妻のことを好きな理由を、10個も言えなかった。「きれいだから」「周りに自慢できるから」それは好きな理由ではなく、自分の見栄の理由でした。
あいつが言い切ったあの一言が、自分にはとても響きました。
そして...
半年後、俺はあいつに打ち明けました。
「お前を見てて、俺は人を見る目がなかったんだって気づいた」それだけ言うのが精いっぱいでした。「いつか話すよ」と伝えました。
結婚に失敗したことではなく、見た目でしか人を見られなかった自分のことが、ずっと恥ずかしかったのです。
あいつの彼女を否定したあの日、本当に否定していたのは、俺自身の過去でした。見た目ではなく内面で人を好きになりたい。そう思えるようになるまでに、あいつの迷いのないあの一言が必要でした。
翌年、俺は穏やかで気の合う女性と出会い、もう一度やり直す覚悟を決めました。今度は100個、好きな理由を数えられる相手と。
(30代男性・営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























