おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

午前2時47分、「ごめん。俺じゃ幸せにできないって、わかってる」と打っていた。ただ、俺のほうは送信ボタンを押してしまった

カップル

同じ金曜日の夜。俺もまた、メッセージの入力欄に向き合っていました。ただ、俺は送ってしまったのです。

言えなかった3週間

3週間前、上司から転勤の内示を受けました。来月から地方の支社。期間は最低2年。断ることもできたけれど、ここで断れば昇進の道は閉ざされる。悩んだ末に受けると返事をしたものの、彼女にどう切り出せばいいかわかりませんでした。

彼女が「来月あたり旅行でも行かない?」と送ってきたとき、返事ができませんでした。来月にはもうこの街にいないかもしれない。そんなことを言えるわけもなく、2日間既読のまま放置してしまった。

週末の約束をキャンセルしたのも、「疲れた」で会話を切り上げたのも、全部このことを切り出せない自分のせいでした。

送れなかった選択肢

本当は「一緒に来てほしい」と言いたかった。でも彼女は去年転職したばかりで、ようやく仕事が軌道に乗り始めた頃です。俺の都合で引っ越しを強いることなんてできない。かといって遠距離を提案する勇気もない。

金曜の夜、部屋でひとり考え続けていました。何も言わないまま時間だけが過ぎていく。彼女にはただ「冷たくなった彼氏」にしか見えていなかったはずです。

HOT ITEM

次のページへ

午前2時47分
  • X
  • Line