
あっさり引いた彼女のメッセージを見て、俺は10分で予約を取った
コラム
「また今度」と言うたびに、彼女が少しずつ遠くなっていることに気づいていました。それでも言い続けた理由と、4回目に初めて追いかけてこなかった彼女を見て俺がとった行動の話です。
言いたくて言ったわけじゃない
9月から担当プロジェクトが佳境に入り、平日は終電、土曜も出勤が続いていました。彼女が「会いたい」と送ってくるたびに、「また今度ね」と返す自分が嫌でした。でも中途半端な時間しか作れないなら、会わないほうがいいと思っていたのです。
3回目、彼女が「来週の土曜、空いてたりしない?」と具体的な日程を出してきたとき、本当は行きたかった。でもその週も土曜出勤が確定していて、2時間悩んだ末に「また今度ね」と返事しました。既読をつけてから返事が遅れたのは、断る言葉を選んでいたからです。
追いかけてくれる安心
正直に言えば、甘えていました。彼女はいつも「いつなら空いてる?」と食い下がってくれる。その粘り強さに安心していたのです。断っても追いかけてくれるから大丈夫。そんなふうに思っていた自分がいました。
4回目のメッセージが来ました。「今月どこかで会えたらうれしいな」。また胸が痛みました。そして、また「ごめん、また今度でいい?」と返しました。プロジェクトの納期が見えなかったのは事実です。でも、どこか「彼女はまた聞いてくれるだろう」と思っている自分がいたことを否定できません。
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追いかけてこなかった夜
























