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妻に言えない理由があった。毎晩トイレで母にメッセージを送り続けた俺の、情けない事情

コラム

話題が尽きた先に出た言葉

問題は、毎日送るネタが足りなくなったことです。仕事の話は母には伝わりにくい。趣味の話もすぐ尽きる。自然と「今日の夕飯」や「家での出来事」が中心になっていきました。

「今日の夕飯、また味が濃かったんだよね」「洗面所にいつも髪の毛が落ちてるんだよ」。送った瞬間、少し胸が痛みました。本気の不満というより、母が「あらあら」と返してくれる話題として選んでしまった部分がある。母は嬉しそうに「言ってあげなさいよ、直接」と返信してくる。会話を続けることが目的だったはずなのに、いつの間にか妻への愚痴が定番になっていた。不満が全部嘘だったとは言えません。でも、あんなふうに書くほどのことでもなかった。その自覚はありました。

そして...

ある夜、トイレから出るとテーブルにスマホを置き忘れていたことに気づきました。翌日から妻の味付けが薄くなり、洗面所がきれいになった。確信しました。見られた、と。

母を守るための嘘が、妻を傷つけていた。打ち明ければ済む話なのに、「言わないで」という母の言葉と、少しだけよそよそしくなった妻の横顔の間で、俺はどちらも選べずにいます。今夜もスマホを持って立ち上がる自分が、ひどく情けなく感じました。

(30代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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