おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「車道側にいたいから」と返信した俺。彼女の鋭いひと言に、深夜のメッセージで本音がこぼれた

コラム

「左側が車道の時も右にいるけど?」

少し間をおいて、次のメッセージが届きました。「左側が車道の時も右にいるけど?」。画面を見て、あ、と思いました。彼女はいつも、こういう小さな矛盾を見逃さない人です。

言い訳を重ねることもできたはずです。でも画面の向こうの彼女の顔を思い浮かべたら、なんとなく嘘でごまかすのは違う気がしました。スマホを見つめたまま、俺は指先でぽつぽつと打ったのです。「…手が繋ぎやすい」。

送信ボタンを押すまで、少し迷いました。文字にしてしまうと、車道の話よりよっぽど情けない理由に聞こえて、耳が熱くなったのを覚えています。

そして…

彼女からの返信は、「そっか」だけでした。それきり、しばらくメッセージは止まりました。俺は天井を見上げたまま、スマホを枕元に置いたのです。

格好いい理由を先に送ってしまう癖は、たぶんこれからもなかなか直らないのだと思います。それでも、ああやって優しく見抜いてくれる人が画面の向こうにいる限り、本音はいつか正しい順番で届けられる気がしたのです。次のデートでも、俺はきっと彼女の右側を歩くのでしょう。今度は、自分から先に手を伸ばすつもりです。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

ハウコレ編集部)

  • X
  • Line