
「こんな絵、下手だね」と娘の作品をけなした義父→美術展で審査員が娘の絵の前で足を止めた日
コラム
審査員が足を止めた絵
半年後、娘は少しずつまた絵を描き始めました。担任の先生が「好きなように描いていいんだよ」と声をかけてくださったのがきっかけです。
学校の美術展に娘の絵が飾られ、見に行った日のことです。会場を歩いていると、審査員が娘の絵の前で足を止めていました。隣の先生に「この色の使い方、とても豊かですね」と話す声が聞こえ、娘が私の手をぎゅっと握りました。
そして...
帰り道、娘が「私、また絵いっぱい描く」と笑いました。半年前に「下手だから」とうつむいていた子が、前を向いて歩いています。その横顔を見て、目頭が熱くなりました。
義父にこの姿を見せたい気持ちと、見せたくない気持ちが半々です。あの一言がなければ、娘はもっと早く笑えていたかもしれない。たった5文字が奪った半年間の重さを、義父はきっと知らないままなのでしょう。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























