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彼女に「もう寝なよ笑」と言われても返信し続けた夜、自分でも理由がわからなかった

コラム

「なんでまだ打ってるの?」

0時半。彼女から「おやすみって言ったよね?」とメッセージが届きました。来たな、と思いました。「言った」と短く返したら、すぐに「なんでまだ打ってるの?」と続きます。

返事は決まっていました。「そっちこそ」。送ってから少しだけ笑いました。何だこのやり取り、と思いつつ、悪い気はしないのです。

「先におやすみして」と彼女が書いてきます。それは無理だ、と素直に思いました。先に切るのは僕の中でなんとなく負けで、それ以上に彼女との時間を自分から終わらせるのが嫌だったのです。「それムリ」と返したら、「じゃあ同時に」「せーので」と提案が来ました。

そして...

「3、2、1」とカウントを送って、二人で同時に「おやすみ」を送り合いました。そこでようやく、その夜のメッセージは終わりました。

翌日のランチで会ったとき、僕は珍しく自分から切り出しました。「昨日のあれ、絶対先に切れないと思った」。彼女は少し驚いた顔をして、それから笑って「私もそう思ってた」と言いました。

普段は短文で済ませる僕が、その夜だけ指が止まらなかった理由が、それでようやくわかった気がしました。彼女がいるから、夜が終わるのが惜しくなる。たったそれだけのことを、口に出すのに2年かかった夜でした。

(30代男性・システムエンジニア) 

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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