
「大丈夫?」を3回送る癖がやめられなかった俺が、彼女の一言で初めて口にできた話
コラム
週末、彼女に切り出された話
週末、彼女から「カフェに行こう」と誘われました。窓際の席に座った瞬間、これは「あの話」だと俺はわかっていました。 コーヒーが運ばれてきても、なかなか口を開けませんでした。
彼女が「この前のメッセージのこと、ちょっと話していい?」と切り出してくれたとき、ようやく俺は息を吐いたのです。 「あの3回は、返事を急かしてたわけじゃなくて。返事が来ないと、前に付き合ってた人のこと思い出すんだ」 高校時代に付き合っていた相手が、ある日からぱたりと連絡が取れなくなったことがありました。後から引っ越しだと知ったけれど、その数日間、最悪のことばかり考えていた。誰にも話したことがない記憶でした。
そして...
俺はもう一つだけ、続けて打ち明けました。 「1回送って既読がつかないと、何かあったんじゃないかって、勝手に頭の中で想像が膨らむんだ」 彼女は少しの間、何も言いませんでした。それから「ちゃんと話してくれてありがとう」と返してくれた声が、自分の中の重たいものを、ゆっくり溶かしていく気がしました。
翌朝、目覚めて最初にしたのは、彼女に短いメッセージを送ることでした。「おはよう、大丈夫?」たった一行。送信ボタンを押すまでに、何度か文面を打ち直しました。3回じゃなくて1回。彼女に届くのはこれで十分だと、初めて自分に言い聞かせられた朝でした。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























