
同じ資格に3年落ち続けた私が、合格した同僚をからかい続けた本当の理由
コラム
同じ資格に3年挑戦して2回落ちた私は、勉強を始めた同僚をつい笑ってしまいました。彼女が合格した日、私は初めて自分の本心と向き合うことになりました。
私は30代前半の事務職です。3年前から、自分のキャリアを少しでも前に進めたくて、ある資格に挑戦してきました。けれど2回落ちて、3年目は受験すらしませんでした。そんなとき、同期の同僚が同じ資格の勉強を始めたのです。私はその姿に、自分でも認めたくない感情を持つことになりました。
3年挑戦して、何度も逃げた
私が資格の勉強を始めたのは、入社して数年経った頃でした。事務の仕事を続けるうちに、このまま何も変わらず時間だけが過ぎていく気がして、何かを変えたかったのです。
けれど現実は厳しく、1回目は10点足りず、2回目はもっと差が開いていました。3年目は教材を買ったまま、ページをめくることもありませんでした。仕事から帰って、テレビをつけて、いつの間にか寝てしまう日々が続いていたのです。
同僚の参考書を見たあの日
そんなある日、同僚が参考書を開いていました。表紙を見て、すぐに見覚えがあると気づきました。私が3年挑戦して逃げ出した、あの資格でした。
彼女は「キャリアアップのつもりで」と穏やかに笑っていました。その瞬間、私は思わず「30過ぎて資格の勉強とか意味ある?」と口にしていました。冗談のつもりでした。それから自分でも気まずくなって、「真面目だね」と取り繕って、お弁当に視線を落としました。私は彼女を笑うことで、3年逃げてきた自分から目をそらしていたのだと思います。
次のページへ
彼女が合格した日

























