
「どこでもいい」と返し続けた僕が、彼女の「じゃあ図書館ね」に3秒で返した本当の理由
コラム
最近のデートはいつも彼女任せでした。本当は行きたい場所があったのに、「地味だ」と思われるのが怖くて言えなかったのです。けれど彼女からの一言が、僕がずっと飲み込んできた本心を、思いがけず引き出してくれました。
本当は落ち着く場所が好きだった
付き合った当初は、頑張っておしゃれなお店やにぎやかな場所を提案していました。彼女が喜ぶ顔を見たかったし、デートはそういうものだと思っていたからです。でも本当の自分は、人混みも音楽が大きい場所も得意ではありません。週末は家で本を読むほうが落ち着きます。
だから付き合いが長くなるにつれて、提案する側を彼女に譲るようになっていきました。「どこでもいい」と返せば、彼女が選んでくれる場所に行ける。それは僕にとって、楽な逃げ道でもあったのです。
「地味」と言われるのが怖かった
本当は何度も、図書館や書店、落ち着いたブックカフェに行きたいと言いそうになりました。でも口に出す前に、いつも飲み込んでしまうのです。
彼女は明るくて、人と関わるのが好きな人。そんな彼女に「図書館行きたい」なんて言ったら、「えー、地味じゃない?」と返されそうで怖かった。彼女が代わりに提案してくれたらいいのに、と思ったことは何度もあります。けれど、自分の本音を伝えないまま「どこでもいい」を返し続けてきた自分を、心のどこかでは情けなく感じてもいました。
次のページへ
彼女からの「じゃあ図書館ね」


























