
親切のつもりで安い物件を勧めた20代女性客→2週間後、店長から渡されたネット口コミ
コラム
入社5年目、賃貸の担当として、それなりに数字も出してきました。あの日も普通の土曜日のはずでした。ところが、ふらりと一人で来店した女性のお客さんへの対応が、俺自身の足元を見直すきっかけになったのです。
親切心のつもりだった
土曜日の午後、店に来たのはパーカーにジーンズ姿の20代と思しき女性でした。希望は駅徒歩10分以内の1LDK、家賃は15万円台と聞いて、正直に言えば「無理してるな」と思いました。
お一人で来ていることも気になりました。「失礼ですが、お一人でいらしたんですか?」「はい、一人で住む部屋なので」俺はもう一押し確認しました。「お一人で決められるんですか?」「決められます」と返ってきました。
落ち着いた答え方でしたが、俺の中ではすでに、もっと現実的な物件に誘導したほうがこの人のためになるという考えが固まっていたのです。
気遣いだと思っていた
彼女の職業と年収を聞き、「システムエンジニアで、年収は800万円ほどです」と返ってきたとき、俺は「あー、なるほどです。えっと、もう少しお家賃を抑えた物件もご紹介できますよ」と切り出しました。
彼女は「いえ、最初の条件で探していただけますか」と答えましたが、俺は安い物件のチラシを3枚ほど差し出しました。「20代女性でお一人だと、15万円台はちょっと厳しいかなと、僕、心配で言ってるんです」「彼氏さんと相談してから決められたほうが安心ですよ」これは全部、気遣いだ。良かれと思って言っている。そう思い込んでいました。
そうすると彼女が席を立って「ありがとうございました」と頭を下げて出て行ったときも、俺は「無理しなくて正解ですよ」と心の中でつぶやいていました。
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店長に呼ばれた朝























