
彼女からの「おかえり」だけが救いだった半年。短い返事に隠していた俺の本音
コラム
金曜の夜、届いたメッセージ
その金曜日も、終電で帰ってきました。いつものように「ただいま」と返した数分後、画面に通知が灯りました。「最近、私たちあんまり話してないね。もう私たち、終わってるのかな」。
終わってる、と彼女に思わせていたのか。会話をそっけなく切り上げてきたのは、自分だ。けれど、彼女のことが冷めたわけじゃない。むしろ逆だ。話したいことが多すぎて、何から話せばいいかわからなくて、毎晩短い言葉でやり過ごしていた。気づけば、早く彼女に会いたいと走っていました。
そして...
家について開口一番、俺は半年間ためこんだものを全部話しました。プロジェクトのこと、上司に怒られていること、後輩に頭を下げていること。「『おかえり』だけが、俺の支えだったんだ。ちゃんと返事したかったけど、頭が回らなかった」「冷めたんじゃない。むしろ逆。だから怖かった、ちゃんと言葉にできない自分が」。
彼女は、しばらく黙っていました。「言ってくれてよかった」と、ようやく聞こえた声に、俺は初めて、声をあげて泣きました。
あの夜以来、メッセージが急に長くなったわけではありません。けれど「うん」と打つたび、その下に隠している気持ちを、ちゃんと届ける努力をするようになりました。彼女の「おかえり」を、もう取りこぼしたくないのです。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























