おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「老人ホームに入れるなんて冷たい」と親戚に責められた私→父が職員に話した本音

コラム

私は40代の会社員で、70代の父を半年前に老人ホームへお願いしました。父が自分で希望したことでしたが、その決断は私の中でずっと迷いを残していました。ところが、ある日訪ねた施設で、職員さんから父の意外な言葉を聞かされたのです。

親戚の集まりで投げかけられた言葉

正月明けの親戚の集まりでのことです。叔母が私の隣に座り、グラスを置きながら口を開きました。「ねえ、お父さんのことなんだけど」。何かを言いたそうな前置きに、嫌な予感がしました。

「老人ホームに入れるなんて冷たい」。低い声でそう言われ、会話が一瞬止まりました。「お父さんが希望したんです」と返しても、叔母は首を振るばかりです。「本当にそんなこと言うわけないでしょ。あなたが楽したいだけじゃないの」。返す言葉が見つからず、私はうつむきました。

父が「ホームに入ろうと思う」と言った日

父がそう言い出したのは、半年前の夏のことです。私の家のリビングで麦茶を飲みながら、父はぽつりと切り出しました。「ホームに入ろうと思うんだ。自分で選んで、自分で決めたい」。

正直、驚きました。父は昔から自分の家を大切にしていた人です。「本当に?無理しなくていいんだよ」と何度も確認した私に、父は穏やかな顔で言いました。「無理してないよ。これが俺の希望だ」。施設のパンフレットも自分で集めていて、私は手続きを手伝っただけ。それでも親戚から責められると、自分が父を追いやったような気持ちになってしまうのです。

  • X
  • Line