
彼女の長いメッセージに言葉で返せず、リアクションを押し直した僕の本音
コラム
きちんと言葉で返したくて、何度も文面を打ち直しました。それでも送れず、結局リアクションだけを残してしまったのです。彼女を不安にさせたあのマークには、僕なりの不器用な理由がありました。
画面いっぱいの長い文章を前にして
彼女のメッセージには、最近少し寂しいこと、何か負担があるなら教えてほしいことが、ていねいに綴られていました。彼女がずっとこの気持ちを抱えていたのだと思うと、申し訳なさが込み上げてきます。
本当はすぐに、ちゃんとした言葉で返すべきでした。けれど揺れる電車の中で、疲れた頭ではうまく文章がまとまりません。読んだことだけは伝えたくて、了解の合図のマークをひとつ押しました。
あとでしっかり返そう。そのときはそう思っていたのです。
言葉が見つからないまま
家に帰ってからも、僕は何度も文面を打ち込んでは消し、また打ち込んでは消す。昔から、自分の気持ちを言葉にするのが得意ではありませんでした。
ふと、さっき押した了解のマークが気になりました。あれではまるで、彼女の気持ちを軽く受け流したように見えるのではないか。そう思うほど落ち着かなくて、僕は彼女の文章を何度も読み返しました。
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せめてもの、押し直したマーク

























