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彼女が置いた差し入れだと気づいたのに、僕は別の人にお礼を言ってしまった

コラム

目が合った、その後悔

ひとこと言い終えた直後、彼女と目が合いました。その表情がふっと曇るのが見えて、僕は思わず視線を逸らしてしまいました。

その瞬間にようやく、自分が何をしたのかを理解しました。あの缶コーヒーは、やっぱり彼女が置いてくれたものだったのだと。

確かめる勇気がなかっただけならまだしも、僕は自分が傷つかないために、彼女の気持ちを別の人のものにすり替えてしまった。好きな人を、誰より遠ざける選び方をしたのです。

そして...

名前のない差し入れに、間違った相手へのお礼で応えてしまった僕は、本当に情けないと思います。彼女が見せてくれた気持ちを、自分の臆病さで踏みにじってしまいました。それでも、このまま気づかないふりを続けることだけは、したくありません。

次に顔を合わせたら、まず正直に伝えるつもりです。あの缶コーヒーが誰からのものか、本当はわかっていたこと。そして、すごくうれしかったということを。間に合うかどうかはわかりません。それでも今度は、逃げずに、自分の言葉で彼女に向き合おうと決めました。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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