
「むしろ感謝してほしい」3枚までを無視しシールを独り占めする女性客→列に並ぶ子どもの思いがけない一言
コラム
独り占めを注意されても「感謝してほしいくらい」と言ってのける女性客。その自信たっぷりの言葉に、列に並んでいた小さな子が返したひとことで、コーナーの空気が一変しました。
足元に広げた紙袋と、抱え込んだ山ほどのシール
その日、私は前から欲しかった限定シールを目当てに来ていました。人気のシリーズらしく、特設の棚の前には何人もの人が順番を待っています。
ところが先頭の女性は、足元に紙袋をいくつも広げ、まるで自分の場所のように陣取っていました。彼女は棚からシールを両手でごっそりとつかんでは紙袋へ詰め込んでいきます。
「お一人様3枚まで」と貼り紙があるのに、十枚、二十枚と抱え込んでも、やめる気配はありません。気づけば、棚のシールはもうすかすかです。
近づこうとした小さな女の子に、女性は「ちょっと、どいてくれる?」と片手で払うしぐさをします。後ろに並ぶ人たちは、ただ困った顔で見ているしかありませんでした。
「むしろ感謝してほしい」
このままでは、お目当ての分どころか、棚のシールがすっかりなくなってしまう。そう思った私は、思いきって声をかけました。
「あの、お一人様3枚までみたいですよ」
できるだけ控えめに伝えたつもりです。すると女性は、悪びれるどころか胸を張って言いました。
「私みたいにまとめて買う人がいるから、このシリーズは続いてるの。むしろ感謝してほしいくらい」
自分は親切でやっているのだ、とでも言いたげな口ぶりです。私はあきれて、列の自分の場所へ戻りました。周りの人たちも、顔を見合わせてため息をついています。
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並んでいた子どもの、たったひとつの問いかけ























