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彼女に「一人だよ」と返した俺が、テーブルの番号札ごと写真を送っていた理由

コラム

写真に写っていたもの

送ってしまってから、俺はようやく気づきました。さっき撮った写真の脇に、二枚の番号札がはっきり写り込んでいたことに。番号は続きで、誰がどう見ても二人分の注文です。一人だと言い張った直後の写真がこれでは、言い訳のしようがありません。彼女はもう気づいているかもしれない。そう思うと、画面を開いたり閉じたりするばかりで、追加のメッセージを打てずにいました。やましいことは何もしていないのに、嘘をついた事実だけが、消せずに残っていました。

そして...

浮気をしたわけじゃない。そう自分に言い聞かせるほど、情けなさが増していきました。やましくないなら、最初から幼なじみと会っていると言えばよかった。彼女を不安にさせたくないと言いながら、結局いちばん彼女を裏切るやり方を選んでいたのは、俺のほうです。問題は、誰と食べたかじゃない。一人だと嘘をついたことだ。次に会ったら、番号札のことも、嘘をついたことも、全部正直に話そうと思います。おいしかった焼き魚の写真を、今度こそ堂々と送れる自分でいたいから。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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