おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

妹に店をすすめた俺が、彼女を傷つけていたと気づくまで

コラム

準備ばかりに必死で、肝心の相手にだけ、何も言えていませんでした。妹のひとことで目が覚めた俺が、格好つけよりも先に選んだのは、ひとつの謝罪でした。

スマホで妹に送るメッセージを、何度か打ち直していました。あの路地裏の店を、どう伝えれば伝わるかと考えていたのです。彼女との大事な日に使いたい店だと、まだ誰にも言えずにいました。ところが俺は、肝心の彼女を一番置き去りにしていたようです。

妹に意見を聞きたかった

あの店は、俺がいちばん落ち着ける場所でした。だから彼女と付き合えたら、最初にちゃんと連れて行きたいと考えていました。

料理の好みが近い妹なら、何を勧めれば喜ばれるか相談できると思い、メッセージで「あの店、絶対気に入るよ」と熱く語ってしまったのです。彼女に内緒で計画を進めているつもりでした。

彼女を待たせていた言葉

彼女には、店を出たところで「落ち着いたら付き合おう」と伝えていました。異動が落ち着けば、すぐにでもと本気で思っていました。

けれど落ち着いたらという言葉が、相手にどれだけ宙ぶらりんに響くか、俺はわかっていませんでした。準備を口実にして、肝心の気持ちを先延ばしにしていただけかもしれません。

次のページへ

妹からの一言で
  • X
  • Line