
記念日に何も渡さず帰った彼が、私の家のポストに入れていたもの
コラム
ポストの箱の中身を見て、余計にわからなくなった
翌朝、いつものようにポストを見ると見慣れない箱を見つけました。箱を部屋に持ち込んで、包みを開けました。出てきたのは、前に二人で立ち寄った店で私が見ていた、あの腕時計でした。「可愛いけど、私には高すぎるよ」と棚に戻したのを、彼は覚えていたのです。ちゃんと私を見てくれていた。それなのに、どうして手渡してくれなかったのだろう。顔を合わせて渡すより、ポストに入れて帰る彼の気持ちが、その時の私にはわかりませんでした。
そして...
腕時計は今も私の手首で時間を刻んでいます。お礼を伝えた時、彼ははじめて、あの料理の席で何を考えていたかを話してくれました。私が先に放った一言が、彼にどれだけ重く響いていたのか。次の記念日は、ほしいものはほしいと、ちゃんと素直に口に出そうと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























