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記念日に何も渡さず帰った彼が、私の家のポストに入れていたもの

コラム

2人にとって特別な日である二年記念の日。彼を家に招いて一緒に過ごしましたが、彼からプレゼントはありませんでした。

しかし、翌朝、集合ポストの扉を開けると、宛名も差出人もない小さな箱が、丸めたチラシの上にのっていたのです。

手料理を並べて待っていた記念日

付き合って二年、その記念日に、彼を家へ招いて料理を作りました。彼の好きな煮込みを温め直し、グラスを二つ並べて、彼が来るのを待ちました。彼はいつもどおり笑って、おいしいと言って食べてくれました。けれど食事が進んでも、かばんからも上着からも、何かを取り出す気配はありませんでした。

私はそれを気にしていないふりをして、「プレゼントとか、別にいらないからね」と先に言いました。本当は、少しだけ期待していました。

彼は記念日の食卓を、早めに切り上げた

食器を片づけ始めると、彼は席を立って、「今日はありがとう。もう帰るね」と上着を羽織りました。いつもならソファで話し込むのに、その日はやけに早足で玄関へ向かいました。

ドアが閉まったあと、二つ並んだままのグラスを片づけながら、記念日ってこんなものだったかなと考えました。プレゼントが欲しかったわけではありません。特別な時間をあっさり終わらせられたように感じたことが少し寂しかったのです。

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