おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「私の好きなもの、いつも消えてるよね」買い物リストの違和感に、彼の気持ちを疑った

コラム

リストに何も書かなくなった私に、彼は自分でプリンを書き足しました。勝手に決めてごめんと頭を下げた彼の理由を、私はそこで初めて知ることになります。

好きなものを書くと、なくなっている

同棲を始めてから、買い物はこのリストにお互いで書き込む形にしていました。彼は牛乳や洗剤、私はたまのプリンや高めの入浴剤。仕事が立て込んだ週ほど、私はそんな小さなご褒美を一つ書き足します。前にそれを並べながら、「これがあると、一週間がんばれるんだよね」と笑ったこともありました。リストに自分の好きなものを書き込むのは、私にとってささやかな楽しみだったのです。

消えていたのは、私のものだけ

一度や二度ではありませんでした。最初に気づいたとき、私は自分の書き間違いかと思って、もう一度プリンと足しました。次の日にはまた消えていました。試しに入浴剤も書き足してみても、結果は同じ。彼の書いた牛乳や洗剤はそのままで、私のものだけが、まるで誰かに選ばれるように消えていきます。

とうとう私は、リストの画面を彼に見せて聞きました。「私の好きなもの、いつも消えてるよね」。彼は目を伏せて、「それは今はいいかなって」とだけ答えました。私の好きなものは、彼にとっていらないものなんだ。そう言われた気がしました。

HOT ITEM
  • X
  • Line